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われらアグリ応援団 第37回 「感謝のツアー」

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われらアグリ応援団 第37回 「感謝のツアー」

石川佳純さん来県

 

卓球の元日本代表で、JA全農オフィシャルアンバサダーの石川佳純さんが来県した。

石川さんは47都道府県サンクスツアーに取り組んでいて、子どもたちに向けた卓球教室を開いている。今回は氷見市ふれあいスポーツセンターが会場となった。現役引退後初の開催地に富山県が選ばれたのは、とても光栄なことである。

その前日、石川さんは新田知事を表敬訪問し、「これまで応援してくださった全国の皆さんに直接お会いして、感謝を伝えたい。わたし自身、卓球に出会って成長することができたので、卓球やスポーツの楽しさを子どもたちにも知ってほしい」と笑みをこぼした。

7歳から卓球を始めた石川さんは、全日本選手権で5回優勝し、五輪では2012年のロンドン大会から3大会連続でメダルを獲得するという金字塔を打ち立てた。少女のころから多くの国民に愛されてきたが、とりわけJA職員や農家のみなさんは親しみを込めて声援を送ったのではないか。石川さんは2011年から全農所属の選手として活躍し、農畜産物のPRにも熱心に取り組んできた。

知事との懇談で石川さんは、さっそく「富富富」のごはんや「とやま和牛酒粕育ち」の焼肉をおいしく食べたことなど、楽しい話題で場をなごませた。オリジナルの「石川佳純カレー」を知事にプレゼントし、「ぜひ富富富と一緒に」とひとこと添える茶目っ気ぶりも。同席した横田副知事や全農とやまの細田会長、西井本部長もにこにこ顔である。

さて、全農主催で開いた翌日の卓球教室は大いに盛り上がった。技術指導だけでなく、入善ジャンボ西瓜の重さなどを問うクイズコーナーや記念撮影、石川さんが子どもたち全員と1球ずつ打ち合う「絆(きずな)ラリー」もあり、楽しい時間が流れた。

トークでは子どもたちに「バランス良く食べることが体をつくる」という基本を徹底して語った。ちなみに勝負飯は「おにぎり」で、海外遠征には米と炊飯器を持参したそうだ。

印象的だったのが、会場の女の子から「試合でリードしていても、いつも追いつかれてしまいます。追いつかれないコツはありますか」と質問された場面だ。

この難問にも石川さんはまっすぐに向き合い、「追いつかれたらどうしようとか、あまり考えなくていいです」とアドバイスした。追いつかれても同点。そこからまた点を取ればいい。次の点を取ることに集中しよう。負けているときは、あきらめちゃいけない。逆に大きくリードしているときは、最後まで気を緩めないで。

そう語る石川さんの言葉をメモに取りながら、「これって大人にとっても大事な心構えだよな」と、しみじみ感じ入るのだった。

 

日本農業新聞富山通信部ライター 本田光信

 

▲子どもたちとのラリーを楽しむ石川さん

 

▲みんなで記念撮影

 

▲知事に「石川佳純カレー」をプレゼント

 

▲JA全農とやまの細田会長と石川さん

 

▲記念撮影する新田知事と石川さんら

 

 

▲入善ジャンボ西瓜にまつわるクイズに答える石川さん