チューリップ切花
チューリップ切花の特徴
チューリップの花言葉は「博愛・思いやり」。
お誕生日、クリスマス、お正月、バレンタイン、ホワイトデーなど、特別な日を華やかに彩る花として、チューリップの切花は贈り物に最適です。見頃は通常”春”ですが、寒い”冬”にもチューリップを楽しんでもらえるようにと、この地域では12~3月に砺波切花研究会が中心となって切花を出荷しています。
少量生産の八重咲やフリンジ咲など、珍しい品種を50品種以上栽培しているのが特長です。色・形・長さなど、品種ごとにすべてが異なるため、チューリップだけの花束を作れることが最大の魅力です。
このように色々な品種を栽培できるのは、砺波市が国内で初めてチューリップ球根の栽培に成功した地域であること、集荷と販売を行う富山県花卉球根農業協同組合、栽培方法や品種改良などの研究を行う富山県農業技術センター園芸研究所など、切花を生産する環境が整っていることも理由の一つに挙げられます。
生産者からの声
仙道 秀松さん
昭和43年からチューリップ切花の栽培に取り組んでいます。当時、年末から3月に出荷できる切花を作っていたのは、私を含めて2人ぐらいしかいませんでした。その後、ギフト用に特化するようになったのは、昭和61年頃にお客さんから「花を送ってほしい」と言われたのがきっかけです。そして、平成元年にギフト用に特化した「砺波切花研究会」を設立しました。さまざまな色や形、長さのチューリップ切花を、1つにミックスできるのは、産地ならではの魅力です。商品価値を高めるため、花や葉の美しさを保てるよう扱いには注意していますので、出荷まで気が抜けませんね。
出荷までの道のり
チューリップの切花の栽培は、冬期間に行います。砺波切花研究会では、1週間ごとに色々な品種を植えることで、お客様のさまざまな要望に臨機応変に対応しています。
7月 | その品種によって年内に咲くものと咲かないものがあるので、咲く品種を選ぶ。 |
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8月中旬 | 球根を冷蔵庫に入れ、2〜5度の温度で9週間休眠。 |
10月中旬 | 球根をビニールハウスや温室に植え、12月中旬に咲くよう管理をしていく。 室温は常に10度以上をキープしながら、なるべく日に当てるようにし、二重三重の保温はしないことで、健やかな成長を促している。 |
12月中旬 | 開花。 |
12月中旬〜3月末 | 出荷。 |
旬の時期
お問い合わせ先
■砺波切花研究会〒939-1327 富山県砺波市五郎丸994
TEL 0120-187-173